腸管出血性大腸菌O157に注意しましょう!

2009年9月14日
腸管出血性大腸菌O157について


 
 

 腸管出血性大腸菌O157の食中毒に注意しましょう。
 もう一度「O157」について確認してみましょう。



 
【「O157」って何?】
 O157は大腸菌の仲間です。大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在し、そのほとんどは害はありません。しかし、大腸菌のうちのいくつかの種類が、人に下痢などの消化器症状を起こすことがあり、それを病原大腸菌と呼んでいます。なお、病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。
 「O157」はこの腸管出血性大腸菌の一種で、毒素により出血性腸炎を起こすことから、正式には「腸管出血性大腸菌O157」と呼ばれています。
 腸管出血性大腸菌O157は、牛などの家畜や人の便の中にも時々見つかります。家畜では症状を出さないことが多く、外から見ただけでは、菌を持っているかどうか判別することは困難です。

 
【O157はどこからうつるの?】
 国内のO157の感染事例で原因となる食品等が特定、または推定されたものは、国内では井戸水、牛肉、牛レバ刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、サラダ、シカ肉、白菜漬けなどです。
 O157は様々な食品や食材から見つかっていますが、他の食中毒菌と同様に熱に弱く、加熱によって死滅します。食品の洗浄や加熱など、通常の食中毒対策を確実に行うことにより予防することができます。 

 
【食肉は、熱を通せば大丈夫?】
 O157は75℃で1分間以上の加熱で死滅しますので、食肉も加熱して食べる限り、安全です。
 なお、レバー等の食肉を生で食べることはひかえるとともに、加熱不十分な食肉(牛タタキ等)を小さなお子さんやお年寄りには食べさせないようにしましょう。

 
【O157に感染するとどんな症状になるの?】
 O157の感染では、全く症状がないものから軽い腹痛や下痢のみで終わるもの、さらには頻回の水様便、激しい腹痛、著しい血便とともに非常に重い合併症を起こし、時には亡くなってしまうなど様々な症状があります。
 特に激しい腹痛と血便がある場合には、注意が必要です。

 
【血便がありますが、O157に感染したの?】
 血便の原因には、O157等の腸管出血性大腸菌感染症以外にも、細菌性赤痢などの他の感染症、腸重積、大腸がん、あるいは痔(ぢ)など、さまざまな原因があります。原因を調べるためには、医療機関で検査を受けることが必要です。血便は重要な注意信号の一つです。腸管出血性大腸菌感染症だけを恐れるのではなく、症状があるときには医師に相談してください。


【O157は人からうつるの?】
 O157は100個程度の菌数でも感染すると言われていますが、感染するのは菌に汚染された飲食物を食べたり、患者さんの便で汚染されたものを口にした場合だけです。
 職場や学校で話をしたり、咳・くしゃみ・汗などでは感染しません。
 ヒトからヒトへの感染を予防する基本は手洗いです。排便後、食事の前、下痢をしている子どもやお年寄りの排泄物の世話をした後などは、せっけんと流水(汲み置きでない水)で十分に手洗いをしましょう。

 
【万一家族に患者がいたら、どんなことに注意したらいいの?】
 まず必要なことは、患者さんと同じ飲食物を食べた家族が感染していないかどうか、あるいは患者さんから家族への感染がないかどうかの診断を受けることが必要です。この時に便の検査は、症状がなくても行われることがあります。
 同時に、家庭内の消毒についての知識を得て、必要な範囲での消毒を行います。また、二次感染予防のために、日常生活での患者さんへの接し方についての知識を得て実行することが大切です。これらのことは最寄りの保健所の職員が指導していますので、良く聞いて、分からないことがあれば質問してください。

 
家庭での主な注意点は以下のとおりです。























 
  • 水洗トイレの取っ手やドアのノブなど、菌に汚染されやすい場所を逆性石鹸や消毒用アルコールなどを使って消毒する。
  • 患者さん自身は、調理や食事の前及び用便後に流水で十分に手を洗い、逆性石鹸や消毒用アルコールで消毒する。家族の方も食事前などは流水で十分に手を洗う。
  • 患者さんの便を処理する場合(おむつの交換など)にはゴム手袋や使い捨ての手袋
    などを用いる。ゴム手袋を用いた場合には使用後に消毒する。また、おむつ交換による汚染の拡大を防止するため、決められた場所で行う。
  • 患者さんの便で汚れた下着は、薬品などの消毒(つけおき)をしてから、家族のものとは別に洗濯する。また、煮沸をしても十分な消毒効果があります。患者さんはできるだけ浴槽につからず、シャワー又はかけ湯を使う。
  • 患者さんがお風呂を使用する場合は他の家族と一緒にはいることは避け、特に小さなお子さんは患者さんの後に入浴しないように気を付ける。お風呂の水は毎日替える。バスタオルは、ひとりで一枚を使用し、共用しない。
※逆性石鹸や消毒用アルコールは薬局で購入できます。


関連ホームページ

厚生労働省(食品安全情報)O157 Q&A


 

このページに関するお問い合わせ

県民くらし安全局県民くらし安全課 食品安全担当
電話番号:088-621-2110 ファクシミリ:088-621-2759