こどものぺーじ(BSEについて)

2013年7月9日

 

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しょくにくのあんぜん

食肉の安全


●と畜検査について

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 ■と畜検査ってなに?

 牛やぎひつじは、食肉センターというところでお肉になります。その食肉センターでは、牛や豚などをお肉として食べても大丈夫なのか検査をしています。

検査に合格したお肉だけが、肉屋さんや、スーパーなどで売ることができ、みなさんのお口に入ることになります。

 この検査を、と畜検査といいます。徳島県でのと畜検査は、徳島県の職員で獣医師の免許を持った、と畜検査員行うこととされています。これは、と畜場法という法律できめられています。

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生体検査(せいたいけんさ) 内臓検査(ないぞうけんさ) 枝肉検査(えだにくけんさ)

 

 すべての検査に合格したお肉には、そのしるしとして検印(けんいん)をおします。

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  牛の検印       馬の検印      豚の検印   やぎ、ひつじの検印

●BSEについて

 ■BSEってなに?


 BSEは牛の病気です。正式な名前は、「牛海綿状脳症(うしかいめんじょうのうしょう)」といいます。名前は、海綿という体に小さな穴がたくさんあいている海の中で暮らす生き物に由来しています。 BSEにかかった牛の脳は「スポンジ」のようになり、海綿に似ていることからこの名前がつけられました。

 BSEにかかった牛は、光や音におびえたり、立てなくなったりして最後には死んでしまいます。これらの症状がでるまでには4年から5年ぐらいかかるといわれています。


 ■初めて見つかったのはいつ?

 

 BSEは1986年、イギリスで初めて見つかりました。日本では2001年9月に見つかり、これまでに36頭の牛が見つかっていますが、2002年1月より後に生まれた牛からはBSEにかかった牛は見つかっていません。(2013年6月末現在)

 世界では、2012年までに190,634頭の牛がBSEにかかりました。1992年の世界での発生頭数は37,316頭ですが、2012年には12頭の発生となり、世界的にも、BSEにかかった牛は少なくなっています。

 


 ■原因ってなに?


 はじめは細菌やウイルスが原因だと考えられていましたが、プリオンというタンパク質の一種が原因だと考えられています。プリオンはふつう、体の中にあり、体に役立つ仕事をしています。

 このプリオンは形がかわって、「異常なプリオン」になることがあります。

「異常なプリオン」が体の中にはいると、「正常なプリオン」を「異常なプリオン」に変えていき、脳がスポンジ状の変化をおこします。「異常なプリオン」は、脳のほか、神経回腸遠位部(小腸の最後の部分)にたくさんたまるといわれています。この部位を「特定部位(とくていぶい)」といいます。

 イギリスでは、今から30年くらい前、動物の肉や骨からつくった肉骨粉(にくこっぷん)を牛に食べさせていました。そのエサの中にBSEにかかった牛の脳や扁桃などの特定部位が混ざっていたことから、たくさんの牛がBSEにかかってしまったと考えられています。

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 人にはかからないの


 「異常なプリオン」がたくさんたまっている「特定部位」を食べないかぎりBSEにかからないことがわかっています。

 牛がお肉となる食肉センターで、「特定部位」は完全に取りのぞかれ、一定の年齢以上(4歳を超える牛)の牛については、BSE検査(BSEスクリーニング検査)を行ってからでないとお肉として食卓には届かないようになっています。


 BSEをなくすためにどんな対策をとってきたの?


 日本では、BSEをなくすために次の3つの対策をとってきました。

 1 牛やひつじ、やぎなどのエサに「肉骨粉」を使用することを禁止しています。       

 2 BSEが発生している国から、生きた牛や「肉骨粉」などを輸入しないようにしています。

 3 食肉センターで、「異常なプリオン」がたまる「特定部位」の除去と焼却をしています。 

 これらの対策をとってきた結果、日本では2002年1月に生まれた牛を最後に、11年間にわたりBSEにかかった牛は見つかっていません。つまり2002年1月より後に生まれた牛がBSEにかかる可能性はないといえます。

 


 BSEの検査(スクリーニング検査)を何故、全ての牛から4歳を超えた牛に見直したの?

 

 BSEの原因は、「異常なプリオン」が含まれる「肉骨粉」を牛のエサに混ぜたからです。2001年から、「肉骨粉」を牛に与えることは禁止されています。この対策により、2002年1月より後に生まれた牛からBSEにかかった牛は見つかっていません。

 

 それでは、「BSEスクリーニング検査」の対象を、「肉骨粉」を食べた可能性のある牛だけにすればいいのではとも考えられますが、日本の「BSE対策」が安全に行われているかどうか、当分の間、確認する必要から4歳を超えた牛を「スクリーニング検査対象」として検査することとしました。

 

 その理由は、世界でBSEにかかった牛は、そのほとんどが一部を除いて4歳を超えていたこと、また、「悪いプリオン」を牛に食べさせた実験では、4歳を超えていないと、検査で「悪いプリオン」を見つけることはできなかったことです。

 

 「BSEのスクリーニング検査」の対象を4歳を超えた牛だけにしても、お肉を食べることにより人がBSEにかかることはなく、安全であるとされています。 
 

 ■BSEスクリーニング検査って、どんな検査をしているのですか?


 日本ではBSEが確認された2001年10月からお肉になるすべての牛について「BSEスクリーニング検査」がおこなわれていました。2013年7月からは、4歳を超えた牛について検査が行われています。

 

 「BSEスクリーニング検査」は、牛の脳の一部である「延髄(えんずい」という部分を使って、「異常なプリオン」だけを取り出します。そして、プリオンに反応する試薬で(しやく)で検査をします。かんたんに言うと、「異常なプリオン」を取りだし、薬で色をつけて判定します。この方法を「エライザ法」といいます。多くの検体を一度に検査できる、とても感度の高い検査法です。

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  BSE検査風景                 延髄(えんずい)             色が付いているのが陽性コントロール

 

 この検査でBSE感染が疑われたものは、国の研究所などでさらにくわしい検査が行われ、専門家がBSEかどうか、判断をします。

 

BSEに対する日本の安全対策が国際的にも認められました。

 

BSE対策の見直しに係る意見交換会が開催されました 

 

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