県立文書館「平成19年度徳島県立文書館協議会」会議概要

2009年9月29日



平成19年度 徳島県立文書館協議会 会議概要

1)日時

    平成19年8月7日(火) 14:00〜16:00


2)会場

    県立文書館2F講座室


3)参加者

  •  
      平井松午会長,阿部頼孝委員,桑原恵委員,澤田順子委員,滝よし子委員
      生涯学習政策課文化の森振興室主事
      徳島県立二十一世紀館主事
  • 【委員】10名中5名参加【県教育委員会】


4)会議次第

    1 開会
    2 会長あいさつ
    3 館長あいさつ
    4 自己紹介
    5 協議
    (1)正副会長の選任について
    (2)平成18年度事業実績について
    (3)平成19年度事業計画について
    (4)その他



5) 協議事項

  •  
      会長に平井委員、副会長に大石委員を選任。
  • (1)正副会長選任について
    (2)平成18年度事業実績について


【委員】

この事業報告以外にも文書館の職員が出張講座など、数多く活躍されているかと思います。
それも実績として挙げてもいいのではないでしょうか。


(事務局)

重要な文書館業務であるレファレンス業務をどう評価し、実績として計上していくかは以前からの課題です。
「家に古文書があるから見てほしい」とか、「現代語訳をしてほしい」などのご依頼があるのですが、電話だけの問い合わせなどはカウント方法に課題があると思われます。何らかの形で数的評価を出したいと思います。


【委員】

数の力は大きい。多ければそれだけよく利用されていると言える面があります。最近は何かと評価制度が言われています。もちろん、教育・文化は数で計れるものではありませんが、数的な利用実績も重要でしょう。


【委員】

ホームページのアクセス数はどうですか。


(事務局)

よく利用されており全国的にも多い方です。


【委員】

職員が少ない中で、たくさんの仕事をされているというお話を聞いていますが。


(事務局)

専門職員の増員が欲しいのですが、なかなか難しく、また現在の職員も年齢が上がってきていますので、後継者への引継をどのようにやっていくかという課題もあります。


【委員】

来館者数が減っているのはどうしてですか。平成13年度などは急に減っていますが。


(事務局)

全国的にみても、当館は利用者の多い文書館ではあります。
10周年、15周年などの節目の年は記念事業等をしているので入館者が増え、次の年に入館者減少したように見えます。何周年という記念年を除けば、右肩上がりに延びています。


【委員】

子供向けの講座や、子供の日にやったイベントがありますね。参加した子供の年齢はどのくらいですか。またどんなことをしたのですか。


(事務局)

小中学生です。古文書の実物を見てもらったり、「この字は何と読むか」などのクイズをして収蔵庫などを見学して回るクイズラリーをしたりしました。


【委員】

リピーターができたとかはありますか。


(事務局)

名前等で利用者を確認していませんので、その後誰が利用していただいたかはわかりません。


【委員】

子供達はとても熱心です。私も子供達に話す機会がありますが、子供達に昔のことについて話してあげると目を輝かせて聞いてくれます。子供たちにより利用してもらいたい。学校の研修で使うといいのでないでしょうか。

【委員】

教育委員会を通じて学校に働きかけてみてはどうですか。学校教育との連携は積極的に行う必要があると思います。


【委員】

ボランティアをもっと利用してみてはどうですか。県内のある博物館ではボランティアをよく活用しています。遠足で来た子供達にボランティアの方が郷土の民話などの紙芝居をしています。

【委員】

ゼミのレポートで、子供の頃に博物館等でもらったと思われる資料を利用して調査をした学生がいました。興味のある子供は大切に持っているんだと感じました。


【委員】

実際に出かけて、本物を見るのはやっぱり違います。学生を見ていると、大学に入るまで、そういった経験をしてこなかったのがよくわかります。やはり学校教育の中に取り入れて、子供達に利用してもらう仕組みを考える必要があると思います。

 



(3)平成19年度事業計画について


【委員】

予算は減額されているのですか。

(事務局)

大幅に減ったのは、受付案内員が業務委託に振り変えられたためです。

【委員】

できるだけ減らそうという流れは確かにありますね。

【委員】

予算が減って、今までのような講座が維持できるのですか。

(事務局)

県外から講師の先生をお呼びするのは難しくなるかもしれません。その分自前の講座に力を入れたいと思います。

【委員】

文書館が扱っているものや役割はお金に換算できません。それらをどのように評価するかといったときに、生活に直結したものでないため、優先度からいうとどうしても後回しにされやすい。予算が減らされるのは今の実情では仕方のないことですが、その分知恵をだし、工夫してやっていってもらいたい。今一度、徳島の歴史文化を見直そうという世論を喚起していくことが重要です。

【委員】

教育委員会が中心となって盛り立てていってもらえるといいのですが。

【委員】

国民文化祭がらみで何か事業はありますか。

(事務局)

特別企画展の「阿波人形浄瑠璃」はそれに合わせて実施することとしました。県外に情報発信できるようにしたいと思います。
文化の森は美術関係の会場になっています。他にもなにかタイアップできる企画はできないか検討しているところです。


【委員】

徳島市ではいろいろなイベントがされる予定です。郷土料理の試食があったり、貝に絵を描いて貝合わせをするコーナーがあったり、ほんとに盛りだくさんです。市内で催しがあれば、ここにも足を伸ばしてくれると思います。何かできたらいいと思うのですが。

【委員】

国文祭100日前イベントをやりましたが、終わったらそれで終わりではなくて、県民文化祭などを通して、文化をもっと盛り上げてもらいたいですね。人形浄瑠璃も復活してきているようですし。
中国四国の文書館共同の企画は今年もあるのですか。

(事務局)

6月に行いました「文書館ウィーク」がそれです。


【委員】

財政状況はここしばらくが底だと思います。大事なことは、やはり世論だと思います。時代を超えて価値あるものを大切にしようとする、目に見えない力をこれから奮起していく必要があります。日本の伝統文化を発掘していこうという動きがでてきたときに、それを地道にやっていけるのは文書館しかない。それには応援団が必要です。応援団をいかに養成していくかも大事だと思います。

【委員】

県立文書館の必要性が県民に認識されることが重要です。それにはやはり講座を継続的にやっていく必要があると思います。

【委員】

一つは子供達、もう一つは団塊の世代など、潜在的なニーズはあると思います。知的好奇心に働きかけ、それをうまく掘り起こしていくことが大事ではないでしょうか。

【委員】

文書館の各種講座について、無料で受講するのではなく、資料代ぐらいは受講者が負担してもいいと思います。お金をとることはできないのですか。

(事務局)

資料の複写については複写代金を徴収していますが、講座の時にお配りするものについてはもらっていません。

【委員】

講座の資料代の徴収についても可能であれば検討いただければと思います。
ボランティア等を活用して、講座を今までどおり維持できるよう願っています。大事なことは県民の方に愛してもらえる文書館であること、その意識作りが重要です。文化の森全体の取り組みが必要なのではないでしょうか。


【委員】

今年は5月5日に子供の日のイベントはしなかったのですか。

(事務局)

文書館単独では難しいということもあったのですが、子供向けのものは考えなければと思っています。館内でもいろいろと検討しているところです。文化の森は市内から少し外れているので、子供達をどのように集めるかも考えなければなりません。子供向けのコンテンツはあるので、それの開発を進めながら、学校等との連携を含め考えていかなければと思っています。

【委員】

遠足の子供達をどのようにひきつけるかがポイントだと思います。折紙講座や紙芝居などいろいろとやってる博物館もあります。

【委員】

マスコミを通して文書館活動を県民に理解してもらう必要があります。例えば、8月は終戦記念の特集が組まれます。「神山からもこのような出征の歴史が神山あります。詳しく知りたい人は、文書館でこんな展示をしています」と紹介してもらうなど。

(事務局)

徳島新聞で、8月15日から連載をすることになっています。


【委員】

取り上げてもらうだけで宣伝になります。文化の森の子どものトリデは、小学校低学年くらいまでの子供を遊ばせるのにちょうどよいところだそうです。文書館というと子供向きではないと思われやすいので、昔の折紙とか遊びとかそういうものを子供達とできるようなイベントをしてみてはどうでしょうか。

【委員】

七夕の時に七夕の謂われについての紙芝居をしたり、節分など「徳島ではこういう伝説や歴史がありますよ」と、年中行事に合わせて紹介していく企画もいいと思います。

【委員】

徳島では吉野川の氾濫を鎮めるためにしてきた歴史とか、素材はいろいろあるからそういうのもやってみてはどうでしょうか。


【委員】

文書館の地域連携はどうですか。昨年は地震の資料をいただきました。松茂で液状化して馬が地面に埋まった話とか、県南で津波を受けた軒数の記録とか、そういうものをいかして何かできたらと思うのですが。

【委員】

地震情報が発信できるのでは。過去にこの地域でどのような被害があったとか。

(事務局)

今、ホームページで配信できるよう加工しています。興味深いものなので、もっといい形にできたらと思案中です。川内地域でも、ものすごい液状化があったという資料があります。紙芝居にするなど、コンテンツ化はいろいろ考えています。

【委員】

地震の専門家にみてもらって、「この地域ではこういう被害が予想されます」などといったものができればおもしろいですね。

 
【委員】

昔の地震情報が文書館で見られるというのは、反響が大きいのではないでしょうか。歴史文化の盛り上げ運動にもつながります。

 

【会長】

いろいろと話題がありましたが、ここでの意見を踏まえて今後の事業に反映していただければと思います。

 


 

(4)その他

  特に質疑なし

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