徳島県の自然公園

2014年4月1日

 

       1. 自然公園制度の概要

 

 

  •    自然公園とは、日本の優れた自然の風景を保護し、国民の保健休養教化に資す
  •  るために法律及び条例によって指定された公園です。
  •   優れた美しい自然の風景地を保護し、自然に親しむための野外レクリエーションを
  •  楽しむことができるような公園です。 

 

 

      

      2. 自然公園の指定について

  自然公園は、自然公園法に基づき指定されており、その景観の規模や重要度に

 応じて、国立公園、国定公園、県立自然公園に設定されています。

   また、公園内の優れた風景を保全維持するために、特に保全すべき区域を、公園

 の保計画に基づき、特別地域(特別保護地区、第1種特別地域、第2種特別地域

 第3種特別地域)とそれ以外の普通地域に区分しています。そして、地域の区分毎に

 規制を受ける行為を定めています。

    (根拠法令)  国立公園・国定公園・・・・・・自然公園法

              県立自然公園・・・・・・・・・・・徳島県立自然公園条例

    

 

           規制地域の種類

特別保護地区  原生的な自然景観を有する地域や動植物の重要な生息地、得意な地形・地質を有する地域帯であり、現状維持を原則とする地域
第1種特別地域  特別保護地区に準ずる地域で、現在の景観を極力維持する必要のある地域
第2種特別地域  良好な自然状態を保持している地域で、農林漁業との調和を図りながら、自然景観の保護を努めることが必要な地域
第3種特別地域  特別地域の那賀では風致を維持する必要が比較的低い地域であり、通常の農林漁業活動については風致の維持に影響を及ぼすおそれが少ない地域
普通地域  特別地域と一体的に風景の保護を図ることが必要な地域

 

  

      自然公園一覧(17KB)    

 

          3. 徳島県自然公園の位置図について 

 

    自然公園図2-1-1.jpg

 

     

 

        4.徳島県の自然公園の紹介

 

  •    徳島県の国立公園
         

     ♣瀬戸内海国立公園・・・瀬戸内海は、紀伊水道・豊後水道・響灘で外海に接する閉鎖性海域で、多くの島々や岩礁からなる多島海、渦潮や潮流を見せる大小の瀬戸、岬や湾、白砂青松や干潟などの変化に富んだ地域である。

     その中で、徳島県では世界3大潮流で知られる鳴門海峡を一望のもとに見渡せる鳴門公園が、国立公園に指定されている。ここでは、鳴門の渦潮を見渡せる展望台や展示施設が点在している。

     さらに、最近では、大鳴門橋の橋下部に設置された「渦の道遊歩道」や千点以上の陶板画を常設展示する「大塚国際美術館」のオープンにより、新たな魅力を増してきている。

     

    鳴門公園編集図面.jpg
                   
            鳴門公園の見所
  •  ♥千畳敷 ・・・このように呼ばれるように、三千畳分以上の広さがあり、鳴門海峡に向かって
  •   広い展望台が設けられている。ここは鳴門公園の中心地で、土産物店や食事どころや
  •   ホテルなどが建ち並んでいる。 
           千畳敷2     

     

      

     

     ♥お茶園・・・昔、阿波藩主 蜂須賀候が茶屋を設けて観潮したした場所で、当時はお茶

  •   屋と呼んでいた。千畳敷より海峡から少し離れたこの場所からは、鳴門海峡をやや斜め

  •   に見ることができ、静かさを湛えてゆったりと見ることができます。                   

  •       img_1734.jpg

     

    •           

      ♣ 鳴門山展望台・・・鳴門山山頂の展望台へは、東洋一のエスカレーターの

  •    「エスカヒル鳴門」で一気に上がり、大鳴門橋、紀伊水道、淡路島の全景から

  •    小豆島まで見渡すことできます。また、渡り鳥の渡りを見ることができます。

 

    鳴門山展望台

 

 

 

 

 

 

 

 

       徳島県の国定公園

 

   

剣山国定公園・・・・四国第2の高峰・剣山や三嶺を主峰とする四国山地の他、これらの脊梁山脈に切れ込んだ祖谷渓や大歩危小歩危を中心とした渓谷で形成される自然公園である。

剣山には、国道438号線により車で見ノ越周辺まで行くことができ、リフトを使用すれば45分程で山頂まで到達することができる。また、祖谷渓は15kmに亘る断崖絶壁で、秋の紅葉やカズラ橋の他、平家の落人伝説など秘境としての見所がいっぱいである。

剣山写真.jpg

室戸阿南海岸国定公園・・・・四国南東部の紀伊水道に面する太平洋沿岸線の徳島県阿南市から高知県室戸岬を経て羽根根岬に至る約200kmの自然公園です。徳島県南部は千羽海崖に見られる断層沈降海崖やリアス式海岸である橘湾が特徴的であるが、アカウミガメの産卵で有名な大浜海岸や弓状の松原を有する大里松原海岸なども有名である。また、植生は黒潮の影響で、シイ・タブ・カシ類の暖帯性照葉樹林やアコウ・ソテツ等の亜熱帯性の樹林も分布している。

千羽海崖.jpg

 

 

 

 

  剣山国定公園の見所

 

  

1.剣山及び三嶺に至る山域

 

    剣山周辺には、剣山(1,955m)をはじめとしてジロウギュウ(1,920m)、一の森

(1,879m)など標高1,800mを超える四国山地の高峰が連なっており、剣山登山

である見ノ越を拠点としてこれらの山域を一日で周遊できる。

 それぞれの山頂周辺は、スズタケやミヤコザサに覆われ、所々にダケカンバやシコク

シラベの純林が点在する高山性の素晴らしい風景を見ることができる。

 

  また、三嶺(1,893m)から天狗塚(1,812m)に至る稜線沿いには、ミヤマクマザサ

群落やコメツツジ群落に分布しており、高原的な景観を呈している。特に秋のコメツツジ

群落の紅葉は素晴らしい。これらの特徴的な景観は、綱付山、土佐矢筈山、石堂山、

矢筈山、塔ノ丸、丸笹山など1,500mを超える山の山頂付近で特徴的に見ることがで

きる。    

  (三嶺周辺のコメツツジ紅葉)                           

 

コメツツジ群落.jpg

 

 

 

2.剣山山域の希少植物

 剣山山系にかけては、可憐な花を咲かせる希少植物が多く存在します。中でも、シコク

フウロ、フクジュソウ、キレンゲショウマ、ツリガネニンジン、タカネバラはこの山系を代表

するものです。 

 

 

 

         (シコクフウロ)

 

 

シコクフウロ.jpg

 

         (フクジュソウ)

 

フクジュソウ.jpg

 

       (キレンゲショウマ)

キレンゲショウマ.jpg

 

      (タカネバラ)

タカネバラ.jpg

 

 

 

  3.祖谷渓谷とその周辺

 

 四国三郎と言われる吉野川も三好市池田町から南側に向きを変えると両岸が切り立っ

急峻な渓谷に変わる。この最も渓谷が厳しく、激しい渓流となっている場所が、大歩危、

危であり、急流を利用した川下りやラフティングなどが行われている。また、秋には見

事な紅葉も見られる。

 さらに、この吉野川支流から派生した深いV字谷の続く渓谷で、両岸との高低差数百m

高低差があるところもあります。この谷は15kmも四国山地に切り込んでおり、断崖絶壁

景観美を鑑賞できます。また、この深山幽谷の秘境のために、平家の落ち武者が隠棲し

と言う隠田集落が有名である。さらに、急峻な谷を渡すためのシラクチカズラで作った西

祖谷「かずら橋」も有名である。東祖谷にも二重かずら橋がある。

                  (大歩危峽)

 

 

 大歩危峽.jpg

 

 

            (祖谷渓谷)

祖谷渓谷.jpg

 

 

 

 

   室戸阿南海岸国定公園の見どころ 

 

 

 ♣ 蒲生田岬(がもうだみさき)

 四国最東端の岬で、阿南市に位置する。東西7キロメートルの半島の先端部にあり、紀伊

水道と太平洋とを分けている。岬の東端には蒲生田岬灯台が断崖の上に立っている。その下

には、湿原植物群落があり、ヒメナガ、テツホシダが自生している。アカウミガメの産卵地でも

ある。

     

 

 ♣ 美波町・日和佐大浜海岸のアカウミガメ

 大浜海岸は、徳島県海部郡美波町(旧日和佐町)日和佐浦に位置する延長500mの砂

である。ウミガメの産卵地として名高く、1967年にはウミガメおよびその産卵地の名前

で、国の天然記念物に指定された。1996年には、日本の渚百選に選定されている。

 アカウミガメの産卵は5月から8月にかけて上陸し、平均して30頭前後が上陸している。

 美波町では、ウミガメを保護し、ウミガメ博物館で孵化し保護している。また保護監視員

による監視活動も行っている。NHKの朝の連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台でもある。

大浜海岸.jpg

 

 

 ♣ 千羽海崖・南阿波サンライン

 

  千羽海崖(せんばかいがい)は、徳島県海部郡美波町の日和佐港の南西に続く、断崖

の海岸線である。岸壁の最も高い部分は250mもの高さで、垂直に海に落ち込んでいる

延長2,000mにも及ぶ屏風のように突き立った岸壁は見事である。日和佐城からの遊歩

「四国のみち」や「南阿波サンライン」からその見事な景観を見ることができる。

 また、南阿波サンラインは美波町から牟岐町までを結ぶ延長18kmの一般道路で雄大な

太平洋を望む一般道路である。途中に4カ所の展望台があり、千羽海崖から牟岐大島まで

の雄大な景色を楽しむことができる。

             千羽海崖                         南阿波サンライン

 

  千羽海崖2.jpg                     南阿波サンライン.jpg

 

 

 

 ♣ 牟岐大島

 この牟岐大島は、海部郡牟岐町水落から太平洋を隔てた8km沖に浮かぶ周囲11km

の無人島です。そのため、陸上にも海上にも手つかずの自然が残っています。

 黒潮の影響でシイ、タブなど温帯性の植物とともに、シラタマカズラ、アコウなどの亜熱帯

の植物が群生している。入り江付近には珊瑚礁が広がり、中でも千年サンゴという巨大な

サンゴの存在が知られている。

 ダイビングスポットや釣り場としても有名な島である。なお、海域の一部が海中公園地区

指定されている。

 

 牟岐大島.jpg

 

 

  ♣ 大里松原海岸

 

  海部郡海陽町にある海部川河口から北側に伸びる海岸である。6kmに及ぶ松原が26

haもあり、塩害から海陽町中心の大里集落を守ってきた。木ノ元にある展望台からは、こ

大里松原が一望でき、日本の白砂青松百選にも選ばれている。美波町の大浜海岸と並

でアカウミガメの産卵地としても知られている。

 また、秋には氏神である大里八幡神社の大祭は、勇壮な御輿担ぎや流鏑馬などで有名

ある。

 

大里の亀.jpg

 

 

 

 ♣ 竹ケ島

 海部郡海陽町宍喰の沖にあるこの竹ヶ島は橋で繋がっている小さな島であるが、この島

北西部一帯に広がる内湾には、エダミドイシサンゴが生息している。そのため、環境省

指定海中公園になっています。そのため、この自然を背景にして、シーカヤックやダイビ

ングなどマリンスポーツを行っています。また、遊覧船「ブルーマリン」に乗れば、珊瑚礁

を見ることができます。近くには、すぐ北側には、水床湾などの景勝地が広がっています。

 

   (エダミドリイシ)                   (シーカヤック)

 

 

エダミドリイシサンゴ.jpg  シーカヤック3.jpg   

 

 

                 (ブルーマリン)

ブルーマリン2.jpg

 

        

               徳島県立自然公園

 

 

 

 

 

 

箸蔵県立自然公園・・・徳島県西部に位置し、三好市から東三好町にかけて西に長く延

びる自然公園です。西には、徳島自動車道はハイウェーオアシスからも見ることができる

吉野川沿いの美濃田の淵があります。

 また、三好市東部には、ケーブルカーで行ける桜の名所の「箸蔵寺」があります。また

三好西部には香川県側からロープウエーで行ける雲辺寺があります。雲辺寺からは瀬戸

内海から四国山地までの展望が見渡せます。

 

箸蔵寺.jpg

 

 

土柱高越県立自然公園・・・この公園は、吉野川北岸と南岸に分かれて位置しています。

吉野川北岸には世界3大土柱と言われる「土柱」を中心とした自然公園で阿波市阿波町

位置しています。また、吉野川北岸には、吉野川から山麓を立ち上げる優雅な高越山

周辺が指定されています。この高越山には、修行道の始祖役小角の開祖寺として有名な

高越寺があり、周辺を原生林が占めているために、野鳥や希少生物の宝庫となっていま

す。自然公園の第2種特別地域を占めるとともに、特別鳥獣保護区にも指定されています

また、原オンツツジ群落の船窪のツツジがあり、天然記念物と第1種特別地域に指定さ

れています。

   (阿波の土柱)

 

土柱.jpg

 

         (高越山)

高越山1.jpg

 

 

 

 

 奥宮川内県立自然公園 

 阿波市土成町にある宮川内ダムから国道318号線を上流に走った徳島県から香川県

境に一帯の自然公園である。周辺には御所温泉や御所神社があり、秋の紅葉は綺麗で

ある。また、このダム上流の渓流に生息するジンゾクという小魚を出汁とした「たらいうど

ん」は、渓流の自然の中で食することができる。

 

 

 

 大麻山県立自然公園 

 鳴門市西部の大麻山周辺一帯に位置する自然公園である。

大麻山の南側山麓には大麻比古神社がある。この神社は、阿波国・淡路国両国の総鎮

として位置づけられており、徳島では「おおあさはん」として知られている。初詣や秋の

例祭時には、多くの参拝客でにぎあう場所である。

 

   (大麻比古神社)

大麻比古神社08.jpg

 

  

 

東山渓県立自然公園

 この公園は、徳島市、名西郡神山町、名東郡佐那河内村、勝浦郡勝浦町、那賀郡那賀

と5つの市町村にまたがる広い面積を有する公園である。徳島市から神山町にかけて

は、一宮城跡や金治滝、そして神山森林公園の一部である西龍王山がある。

 徳島市の南部から勝浦町にかけては、四国山地の東端に位置する中津峯山が指定さ

ている。この山域では如意輪寺や八多五滝に年間をとおし多くの人が訪れている。

 さらに、四国山地を西に至って、シャクナゲで有名な徳円寺や徳島平野から紀伊水道を

渡せる大川原高原がある。この大川高原には、「徳島県立いきものふれあいの里」とい

自然観察を行う施設と観察ゾーンがある。この大川原高原西端部に、希少植物が生息

ため、自然環境保全地域に指定されている旭ヶ丸が位置している。

 勝浦町には四国88番札所の一つ鶴林寺があり、その一帯が公園区域に指定されてい

す。那賀町にも大竜寺という88番札所があり、この山域一帯も公園区域に指定され保

全されている。この2つの寺の間は、「四国のみち」で結ばれている。

 那賀町には、那賀川沿いに鷲敷ラインと言う景勝地があり、この一部が第2種特別地域

に指定されている。

 

        (八多五滝)

 

やた五滝.jpg

   (鷲敷ライン)  

  鷲敷ライン.jpg

 

  

 

 

 中部山渓県立自然公園

 この公園は、徳島県の中部から南部にかけての山間部に位置しており、名西郡神山町

勝浦郡上勝町、那賀郡那賀町、海部郡海陽町の4町にまたがり、徳島県立自然公園の

中で最も広い面積を占めている。北側の神山町には、88カ所札所の中でも最も山深い寺

の1つである焼山寺周辺がありる。また、鮎喰川を挟んでその南側には、雨乞滝や悲願寺

一帯や神通滝がある。さらに、那賀町側に入ると、雲早山があり、この一帯が第3種特別

地域に指定されている。那賀町には、他に、フクジュソウで有名な西三子山をはじめ、那賀

川上流の坂州木頭川沿いも公園地域である。この地域には、千本滝や大美谷ダムがあり

秋の紅葉時は素晴らしい景観を提供してくれる。

 また、飛び地的な指定にはなるが、那賀川沿いの桜並木が綺麗な川口ダム湖畔や海部

海陽町の轟ノ滝周辺も公園区域に指定されている。

 

        (神通滝) 

神通滝.jpg

   

 

         (焼山寺)

                           

焼山寺.jpg

 

       (轟 滝) 

轟ノ滝

 

 

 

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