腸管出血性大腸菌に注意しましょう!

2017年10月12日

 

 

  腸管出血性大腸菌感染症は、食品(とくに生肉)などを介して腸管出血性大腸菌に感染することで発症します。無症状や軽症で終わる場合もありますが、水様の下痢、激しい腹痛などの症状が現れ、ときに重症化し、死に至る場合もあります。とくに、子供や高齢者では重症化しやすいため注意が必要です。

 感染予防のため、生の食肉や加熱不十分な食肉を食べることを控えるとともに、しっかり手洗いをしましょう。

 下痢や腹痛などの症状が現れたら、脱水にならないように水分を十分に補給し、速やかに医療機関を受診しましょう。

 

○県内の発生状況

 5月から11月までの夏から秋に発生が増加しますが、とくに6月・7月・8月・9月・11月で多くなっています。

グラフ.gif
 
・全国の発生状況( → 国立感染症研究所感染症疫学センター )
 

○潜伏期間と症状

 

・潜伏期間:多くの場合、感染後3~8日

・症状: 水様便で発症し、その後激しい腹痛や血便、嘔吐、発熱などがみられます。

これらの症状のある方のうち6~7%程度が重症化する(溶血性尿毒症症候群や脳症等発症)といわれています。

 

 

○原因と感染経路

 

 腸管出血性大腸菌(O157、O26、O111など)が、食品などを介して口から入ることで感染します(経口感染)。

感染力が強いため、少ない菌数(100個程度)で感染する可能性があります。

 
食品 生の牛肉やレバー、加熱不十分な肉(牛タタキ、牛角切りステーキ、ローストビーフ等)など

食肉等から二次感染した食品(サラダ、貝割れ大根などの生食用発芽野菜など)からも感染が報告されており、様々な食品が原因となります。

患者さんとの濃厚接触など

患者さんの看護をした人の手洗いが不十分な場合、手を介して菌が口に入り感染します。

患者さんと話すことや咳・くしゃみなどでは感染しません。

その他

公衆浴場やプール、動物(ふれあい動物体験、搾乳体験)など

 

○予防するには

肉の生食は控えましょう.gif ・肉類はしっかり加熱しましょう。

 (75℃1分間以上の加熱で腸管出血性大腸菌は死滅します。)

・とくに子供や高齢者は重症化しやすいため、食べないように気をつけましょう。

手洗いをしましょう.gif

・調理前、食事の前

・トイレの後、おむつ交換後

・動物とのふれあい後

消毒をしましょう.gif

・まな板や包丁などの調理器具は、使用の都度、熱湯や家庭用漂白剤で消毒し

  ましょう。

sudatikun.gif☆下痢症状があるときは・・・

・公衆浴場やプールの使用は控えましょう

・入浴の順番を最後にしましょう。

☆患者さんを看護するときは・・・

・下痢便に触れないよう使い捨て手袋を使い、外した後もしっかり手を洗いましょう。

 
 

○関連リンク

肉の生食による食中毒に注意しましょう!【県民くらし安全局安全衛生課】
腸管出血性大腸菌Q&A【厚生労働省】
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント【厚生労働省】
 

お問い合わせ

保健製薬環境センター
保健科学担当(徳島県感染症情報センター)
電話:088-625-7752