「作って、食べて、食品ロスについて考えよう」を開催しました

8月から9月にかけて開催する「食品ロス」イベント

県内の小学5・6年生にチラシをお配りしたところ、全てのイベント合計定員56名に対して77名の方が応募してくださいました。

皆さんとイベントを行いたいところですが、場所にも道具にも限りがあり、くじ引きです><

 

 

くじ.JPG タコが見守ります・・・

 

 

 厳選なる抽選の結果、当選された方にはお電話で連絡いたしました。

皆様のお越しを、お待ちしております・・・  

 

 

【 8月4日 】

「作って、食べて、食品ロスについて考えよう」の第1回が8月4日に開催されました。

 

講義.JPG みなさん、真剣に話しを聞いてくださっています。

 

日本では年間、621万トンもの食品ロスが発生しています。

まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物、いわゆる「食品ロス」、その621万トンという数字は、世界の食糧援助量320万トンの約2倍に相当します。

とても、多いと思いませんか?

 

食材.JPG  計量.JPG

 

予め用意した食材から3種類選ぶのがルールです。3種類以上であれば、いくつ選んでも構いません

食材を選んだら、重さを量り、金額と一緒に用紙に記入します。そして、1g当たりの単価を計算します。

 

  

 

切る.JPG  焼く.JPG

 

「キャベツの芯も小さく切れば食べられる」そう判断したチームは、キャベツの芯を小さく、小さく切っています。

 

ラーメン.JPG  ラーメンが出来上がりました  

 

 

 小学生3人大人1人で1チームとし、大人は口出しせず、小学生だけで考え、相談し、調理しました。

 同じ食材でも大きさと金額を変え用意しましたがそれは、スーパーなどで売られている際には、複数本入っているものより、1本で売られているものが1本当たりの単価が高い場合が多く、値段ではなく必要なものを選ぶ、ということを学んでいただきたかったからです。

 

 今回も、1本の人参ではなく、半分に切った人参を選んだチームがありました。

 お!?  と内心嬉しく理由を尋ねると・・・人参のヘタは切り残さなきゃいけない → でも食べられるだろうから食品ロス → 食品ロスを出さないためにヘタのついていない尻尾の方を選ぼう、という判断からだったようです。

 

 こちらの意図と多少ずれていましたが、これも立派な食品ロスを出さないための行動です。

 

 そして、購入時によりゴミの少なくなる商品を選択するということは、過剰包装された商品を選択肢から排除するという、エシカル消費にも繋がります。

 

 こちらが教えていただきました

 

 さてさて、食品ロスイベントの結果は・・・

 

 1班   生ゴミ   31g    食品ロス    4g(金額に換算すると   4円)

 2班   生ゴミ    0g    食品ロス  130g(金額に換算すると 130円)

 3班   生ゴミ    7.5g  食品ロス    0g(金額に換算すると   0円)

 

 1班はラーメンを器に盛るときに机に落としてしまいました。

 2班は食べ残しがでました。反対に3班は、最初から均等に盛りつけず、各自が食べられる量を盛りつけ、おかわりをして結果的に食べ残しがありませんでした。

 

 具材で量が増えるときは袋麺の数を人数分より減らす、盛りつけるときには人それぞれ食べられる量に違いがあることを考える、そんなことを学んでいただけたかと思います  

 

  

【8月18日】 

「作って、食べて、食品ロスを考えよう」第2回が開催されました。

 

 やり方は第1回と同じですが、参加してくれた子供たちは違います。

 ということで、結果や考え方にも違いが出てきました。

 

 1班   生ゴミ   45g    食品ロス  356g   (金額に換算すると 284.8円)

 2班   生ゴミ   16g    食品ロス   10.7g (金額に換算すると   8.4円)

 3班   生ゴミ    0g    食品ロス  179g   (金額に換算すると 143.2円)

 

 1班は食材をたくさん選んだので、食べ残しが多くでました。3班はキャベツの芯を多めにとりました。(キャベツの重さ318gに対して、取り除いた部分が179g)

 2班はキャベツの芯の真ん中、一番かたそうなところだけ捨てました。人参の皮はピーラーで取り除いた後、包丁で小さく切って調理しました。

 

  

【8月25日】

「作って、食べて、食品ロスを考えよう」第3回が開催されました。

 

 食品ロスイベント、第3回目です。

 とても興味深い結果が出ました。

 

 1班   生ゴミ   10g    食品ロス   22g   (金額に換算すると  15.4円)

 2班   生ゴミ    7.8g  食品ロス   16g   (金額に換算すると  17.6円)

 3班   生ゴミ   28g    食品ロス   24.5g (金額に換算すると  22円)

 

 各班すべて、食品ロスのとても少ない回でした。食品ロスとなったものは食事後、スープの中から出てきた小さな食材などです。

 過去2回の開催と同じく、あらかじめ用意した食材から3種類具材を選んで入れること、です。

 具材が増えるとどうしても、人数と同じ数の袋麺は多くなります。第3回目に参加してくれた子供たちは「人数分の袋麺は多い」と調理前に考え、ひとつ少ない袋麺で調理しました。

 

 またこの回では、選んだ1/4サイズのキャベツを全部入れると多い、とも考え、キャベツを半分使い、残り半分はラップで包んで使わずにおきました。

 

 家庭から出される食品ロスですが、原因のひとつが「作りすぎによる食べ残し」、そしてもう一つが「買いすぎ、使い忘れ」による「買っただけで捨てられる食品」です。

 第1回から第2回に参加してくれた方たちは、家庭の食品ロス一番の原因である「果物や野菜の皮の厚むき、取り除きすぎ」に気をつけて調理をしてくれましたが、

第3回の方たちはそれに加え、「作りすぎ」と「買いすぎ」にも気をつけてくれました。

 

  

【9月2日】

「作って、食べて、食品ロスを考えよう」第4回が開催されました。

 

「作って、食べて~」の最終回です。

 

 1班   生ゴミ    0g    食品ロス    6g   (金額に換算すると   5.4円)

 2班   生ゴミ   14g    食品ロス   42g   (金額に換算すると  33.6円)

 3班   生ゴミ    7.5g  食品ロス    5g   (金額に換算すると   5円)

 

 

 この回も「食べ残し」は出ませんでした。

 3班は食材を選択する際に、食品ロスになりやすいものを選ばない、という行動に出ました。「キャベツの芯」は食品ロスになるだろうとキャベツを選びませんでしたが、人参の皮をむいて捨ててしまったので、これが食品ロスとなりました。

 

 人参の皮と思われているところ、本当は「内鞘細胞」という薄い膜だそうです。人参は出荷の際に泥を落とすためしっかりと洗浄されますが、この時に「内鞘細胞」と呼ばれる膜も落ちてしまいます。

ということで、普段、私たちが目にする人参はすでに皮がむかれた状態で、ピーラーで取り除いてしまう部分には栄養がたくさんあり、もちろん食べることができます。

 

 1班はキャベツを選択しましたが、切っている途中で「多いかも」と気づきました。第3回でキャベツを半分残した班は、残したキャベツは芯についたまま、上半分の葉をむいて使って、残りは芯につけた状態のまま残しました。

 今回の1班は、キャベツを全部、芯も含めて包丁、あるいは、手で小さく切りました。この作業の過程で「多いかも」と気づいたのです。

 

 調理中はお腹が空いているものです。だからたくさん、食べられるような気がします。

 ですが、お腹が空いていても、食べられる量というのは決まっています。

 

 調理中にお腹が空いている状態で、自分のお腹だけではなく、今日出会った自分を含め4人のお腹の大きさを考え、調理する。

 とても難しいことだと思います。

 ですが、第3回と第4回に参加してくれた方たちは、「食材を半分残す」という行動をとってくれました

 

 また今回も、人数分より少ない袋麺を選んでくれた班がありました。それも、1班です。1班は食材を選ぶとき、調理中、この二つで班内4人のお腹の大きさを考えました。

 

 ちなみに、人数分以上の袋麺を選んだ班もありました。2班です。2班は4人でしたが、袋麺は5つありました。もちろん、食材も3種類選んでいます。食べ残しが出るかなぁ、とちょっと心配しつつ見ていましたが、なんと、全部食べてしまいました!

 

 2班の食品ロスは、スープの中から出てきた「食べ残し(?)」です。コーンを選んだので、スプーンですくいきれなかったコーンなど、小さな食材がスープを捨てるときに出てきました。

 2班の人たちに食べられると思った? と聞いてみると、思っていたそうです。自分は人よりたくさん食べる、とわかっていたのです。

 

 

 

 家庭から出てくる食品ロスの半分が「果物や野菜の皮の厚むき、取り除きすぎ」といわれています。

 ですが「人参の皮」や「キャベツの芯」そして、料理によっては「トマトの皮」など、取り除きたい、と考えること、あると思います。

 皮に栄養があることは知っていても、なんとなく・・・調理の仕方は癖にもなっていますし。

 

 ですが、せめて、「食べ残し」と「買いすぎ」だけでもなくなれば、家庭から出てくる食品ロスの残り半分が無くなります。

 自分や家族のお腹を考えてください。どのくらいなら食べられるかな、その量を正確に把握する。そして、家族の予定を確かめる。せっかく作っても、食べられなかったら悲しいです。今日の夕飯は食べるのか、お弁当は必要なのか、調理前に家族の予定を確認してください。

 

 そして、買っただけで捨ててしまう「買いすぎ」にはどうぞ、気をつけてください。

 「特売」で買うとお得ですし、「大袋」で買うと得をしたような気になります。ですが、その量、本当に食べきることができますか?

 食べきれる量を買う、買ったものは使い切る。購買時にはちょっと損をしたとしても、結果的に捨てなくてよいのであれば、「お得」ですよ

 

 

 

食品ロス削減に向けて、できることから一歩ずつ

 

 

【家庭でできること】

  お買い物前に冷蔵庫の中身をチェック!  足りないものだけ、買いましょう。

  お料理前に家族の予定をチェック! 今日のお夕飯、食べない人はいませんか?

  毎月○日は冷蔵庫のお掃除日! ゼロのつく日は冷蔵庫の掃除日などと日を決めて、在庫を使い切ってしまいましょう。

 

【外食時にできること】

  お腹と相談して、食べきれる量だけ頼みましょう! あれもこれも美味しそうだけど、まずは一品食べてから次を頼みましょう。

  多いかも? そんなときは「ごはん少なめに」とお願いしてみてください。

 

【お店の方にお願いです】

  小盛りメニューやハーフメニューはどうでしょうか? あれもこれも食べたいけど、残すのはちょっと・・・そんな方にも喜んでいただけるかもです。

 

 

お問い合わせ

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ファクシミリ:088-663-5380