なす(夏秋) 3月の管理について

なす(夏秋) 3月の管理について

2015年3月23日

1 圃場の選定
(1)なすに適した土壌は,砂質土から粘質土まで幅広いですが,有機質に富んだ壌土が理想的。土壌酸度の適応性は広く微酸性~中性(pH6.0~pH6.5)を好みます。根はかなり深く張りますが乾燥に弱いため,通気性,保水性及び排水性の良い深い耕土を確保します。
(2)過去に半身いちょう病や青枯病等の土壌病害が発生した圃場への作付けは避けるとともに,抵抗性台木を利用します。
【ワンポイント】
 これまでなす栽培を行ってきたほ場で,今期なすの作付けを行わない場合には,なすの栽培を再開するまでの間に,ブロッコリーを作付けし,残渣をすき込む(できれば5月以後,暖かい季節に土壌還元消毒を行います)ことで土壌病害の発生を低減させる効果が期待できます。

 

2 土づくり
 冬場に堆肥を5t程度投入し深耕します(堆肥は土中の微生物を増やすとともに微量要素の補給にも有効です)。
 また,土壌の栄養状況により,苦土石灰とBMようりんの量を加減し投入後耕耘します。
 以上は,植付約2週間前に「基肥」を投入する前段階の作業例です。
 

×549 土づくり.jpg

 

3 基肥
(1)土壌分析に基づいて施肥設計を行います。    
(2)なすの適正pHは6.0~6.5です。       
(3)塩基バランス(特に石灰・苦土・カリ)の調整を行います。特に苦土は大切な要素ですが,過剰にある場合,カリの吸収を抑制します。
(4)施肥設計に基づき,早めに使用予定の肥料等資材を入手しておきます。
(5)基肥は2週間前を目安に施用し,できるだけ深く全層になじませます。

 

4 植付準備
(1)栽植密度はうね幅200~220cm,株間80cmの1条植え。うねは30cm以上を目標とし,かまぼこ型の高畦とします。特に排水が悪いほ場や耕土の浅いほ場は高く上げます。
(2)うねづくりは定植の7~10日前までに行ない,定植までに地温を上げておきます(地温の目安は最低17℃)。
(3)安定した追肥や水分管理を行なうため,出来るだけかん水チューブを設置します。
(4)排水溝の設置を行います。
(5)ほ場の周囲にバンカープランツ(ソルゴー,オクラ,マリーゴールド及びゴマ等)の種を入手し,播種準備を行います。
(6)なすとバンカープランツを植え付けるための,(配置)設計図を作成します。
 【バンカープランツの配置例】

×549 バンカープランツ配置例 .jpg 

   

5 購入苗の管理
  購入苗は若苗の場合が多く,そのまま定植すると草ぼけしやすいです。また,定植まで長期間管理すると老化苗になりやすいので,育苗培土を使って12cmポットに移植鉢上げします。

 
 (参考)27年2月 掲載アドレス
 http://www.pref.tokushima.jp/shien/docs/2015020200284/ 

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