なす(夏秋) 3月の管理について

なす(夏秋) 3月の管理について

2016年3月3日

1 ほ場の選定

 ナスに適した土壌は、砂質土から粘質土まで幅広いですが、有機質に富んだ壌土が理想的です。土壌酸度の適応性は広く、微酸性~中性(pH6.0~pH6.5)を好みます。根はかなり深く張りますが乾燥に弱いため、通気性・保水性・排水性の良い深い耕土を確保します。
 過去に半身いちょう病や青枯病等の土壌病害が発生したほ場への作付けは避けるとともに、抵抗性台木を利用します。

 

■ワンポイント

 これまでナス栽培を行ってきたほ場で、今期ナスの作付けを行わない場合には、ナスの栽培を再開するまでの間にブロッコリーを作付けし、残さをすき込む(できれば5月以後、暖かい季節に土壌還元消毒を行います)ことで土壌病害の発生を低減させる効果が期待できます。 

 

 

2 土づくり

 たい肥を5t/10a程度投入し深耕します。(たい肥は土中の微生物を増やすとともに、微量要素の補給にも有効です)

 また、土壌の栄養状況により、苦土石灰とBMようりんの量を加減し、投入後耕うんします。

 以上は、植付約2週間前に「基肥」を投入する前段階の作業例です。

 

 

3 基 肥

 土壌分析に基づいて施肥設計を行います。

 ナスの適正pHは、6.0~6.5です。

 塩基バランス(特に石灰・苦土・カリ)の調整を行います。特に苦土は大切な要素ですが、過剰にある場合カリの吸収を抑制します。

 施肥設計に基づき、早めに使用予定の肥料等資材を入手しておきます。

 基肥は2週間前を目安に施用し、できるだけ深く全層になじませます。

 

 

4 植付準備

 栽植密度は畝幅200~220cm、株間80cmの1条植え。畝の高さは30cm以上を目標とし、かまぼこ型の高畝とします。特に排水が悪いほ場や耕土の浅いほ場は高く上げます。

 畝づくりは定植の7~10日前までに行い、定植までに地温を上げておきます。(地温の目安は最低17℃)

 安定した追肥や水分管理を行うため、できるだけかん水チューブを設置します。

 排水溝の設置を行います。

 バンカープランツ(ソルゴー,オクラ,マリーゴールド,ゴマ等)の種を入手し、ほ場の周囲にまく準備をします。ナスとバンカープランツを植え付けるための、配置設計図を作成します。

 

図:バンカープランツの配置例

バンカープランツ配置例.jpg

  

 

■ワンポイント

 ソルゴーの外側にもゴマを植えておけば、タバコカスミカメ(天敵昆虫)に影響のある薬剤を使用した場合でも、ほ場内へのタバコカスミカメの補充が比較的容易にできます。

 補充するには、薬剤のかかっていないゴマ(タバコカスミカメの定着しているもの)の一部を刈り取り、ほ場内にある植物の株元等に1週間程度置いておきます。

 

 

5 購入苗の管理

 購入苗は若苗の場合が多く、そのまま定植すると草ぼけしやすい。また、定植まで長期間管理すると老化苗になりやすい。そこで、育苗培土を使って12cmポットに移植鉢上げします。

  

 

(参考)28年2月分 掲載アドレス

 http://www.pref.tokushima.jp/shien/docs/2016020800030/ 

 

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