ブロッコリー 2月の管理について

ブロッコリー 2月の管理について

2017年1月31日

1 定植

 2月上旬の定植はべたがけ栽培とするが、2月中旬頃から被覆なし露地栽培(初夏どり)の定植が可能となる。

 初夏どりは収穫期間が短い(3日程度)ので、収穫時の労働力に応じた栽培面積にとどめる。

 

 

2 根こぶ病対策

 冬期の低温時に発生しにくかった根こぶ病が、地温の上昇に伴い春の栽培後期に発病しやすくなる。根こぶ病発生のおそれがある既発生ほ場やアブラナ科作物連作ほ場は、定植前に対策を施しておく。

 収穫までの長期間土壌pHを矯正するために、カキ殻由来等の緩効性の石灰資材を利用する。

 

 

3 低温時発生病害防除

 降雨が多い時には病害の発生が多いので、予防に努める。

 湿度が高いと発生が多くなるので、薬液が乾きにくい夕方遅くには散布しない。

 

○苗立枯病(リゾクトニア菌によるもの)対策

 降雨後の多湿状態で発生が急激に増加するので、ほ場の排水を良くする。

 薬剤防除として、育苗後期にリゾレックス水和剤(500倍希釈 土壌かん注処理)で予防する。

 

○菌核病対策

 定植後に活着したらすぐに、株元を重点に登録殺菌剤を散布する。(発病後の殺菌剤散布の防除効果が低いので予防する)

 畑地は水田後に比べて発病が多い。

 

○細菌による花蕾腐敗病対策

 年明け~春に収穫する作型で発生が多く、着蕾期以降の降雨で発生が多くなる。

 薬剤防除は着蕾期のごく初期に銅剤(ヨネポン、コサイドDF、Zボルドー等)を予防散布するが、薬液の汚れがひどいので収穫日近くに散布しないように注意する。

 窒素成分の過剰施肥は発病しやすくなるので適正な施肥をする。
  

苗立枯病.jpg

写真1:苗立枯病発生ほ場

 

花蕾腐敗病.jpg 

写真2:花蕾腐敗病

 

 

4 追肥

○定植後2~3週間目頃に1回目の追肥を開始し、2~3週間程度の間隔で2回目以降の追肥をする。

○即効性の化成肥料(NK化成、硫安、尿素等)で1回につき窒素成分で5kg/10aを目安に3~4回施用する。(地温が低いと有機質肥料は肥効が出にくい)
○遅れて肥効が現れると、異常花蕾の原因になるので、出蕾以降の遅い時期に追肥しない
○肥料が茎葉に直接触れると葉焼け等の障害の原因になるので、茎葉に付かないように地面に散布する。

○追肥後は肥効をすぐに効かせるためと、畝間除草をかねて中耕する。

 

 

5 かん水

 花蕾肥大期に乾燥が続くと死花(ブラウンビーズ)が発生するので、様子をみてかん水する。

 

 

6 被覆資材べたがけ栽培の管理

 保温被覆資材(アイホッカ、パオパオ、フレンド等)で、べたがけ被覆して保温することにより生育を促進できる。

 

■注意事項等

・風が吹くと不織布は留め具にひっかかって破れやすい。風の強いところでは太い留め具等でしっかり端をとめ、ブロッコリーの成長に応じてとめ直す必要がある。

・追肥作業時には一度被覆をめくって施肥し、再び被覆し直す必要がある。

・被覆により湿度が高くなり、菌核病が発生しやすいので適期防除する。また、保温によりアブラムシも増加しやすいので注意する。

 

出蕾したら、花蕾の高温障害等を避けるためにべたがけ被覆をはずす。

 

べたがけ.jpg

写真3:べたがけの様子

 

 

 

 

 

関連ワード

お問い合わせ

吉野川農業支援センター
吉野川ブランド推進担当
電話:0883-26-3983