なす(夏秋) 8月の管理について

なす(夏秋) 8月の管理について

2017年8月2日

1 かん水
 マルチ内の乾燥に注意します。マルチをめくって畝の湿り具合を確認します。

 夏期のかん水は夕方に行い,畝間に長時間滞水しないようにします。水がたまった場合は,速やかに排水します。

 乾燥とたまり水の繰り返しは,根を傷める原因となるため注意します。

 

2 施肥 

 収量1トンにつき必要な窒素成分施用量は3kg前後を目安に調整します。

 一度にたくさんの肥料を施用すると根を傷めるので,少量多回数施肥とします。

  ■施用量

   液肥の場合:窒素成分量で0.7~1kg

   振り肥の場合:窒素成分量で3kg

  ■施用間隔

   9月まで:4~5日間隔

   10月から:7日間隔

 収量と芽の動き,花の状態等を参考に,施肥量と施肥間隔を調整します。

 施肥が遅れると花落ち症状を誘発しますので,注意します。

 

 

3 苦土欠対策(トナシム台木など) 

 土壌の乾燥,樹勢が落ちてきたり着果負担が大きくなると次第に症状が出てきます。

 いったん症状が出ると,回復にかなりの日数を要するため,予防に重点を置きます。

 実が成り込んだ時は必ず硫マグを施用しておきます。

 症状が出始めたら『葉面散布剤』を散布します。

 

 

4 病害虫対策 

 平成29年度の夏秋ナスのほ場では,前年に続き,コアオカスミカメ,テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)の発生が目につきます。特にコアオカスミカメは,ほ場と雑草地間の移動を繰り返し被害を及ぼしています。コアオカスミカメはナスの新芽を吸汁し,新葉の萎縮だけでなく花落ちや芯止まり症状を誘発することが推測されます。

 テントウムシダマシは葉や果実を食害します。葉裏に数十個の黄色い卵を産み付け,卵からかえった幼虫は葉を食害します。

 このほか,オオタバコガの幼虫による食害も多く、注意報が出ています。ハダニ類も発生しています。初期防除に努め,成分(系統)の異なる薬剤を順番に使用してください。

 また,6月下旬から半身いちょう病の発生が徐々に増えています。青枯病と同様に葉かぎ用のハサミなどで病原菌が隣の株に感染します。半身いちょう病の症状が見られた場合は,早めに株元から切ることをおすすめします。症状がはっきりしなくても気になる場合には,ほ場内に目印をつけ作業エリアを分けたり,こまめにハサミを消毒するなどの対策をとってください。

 なお,地上部を切った株を抜き取ると,隣の株の根を傷め感染を広げる場合があるので,原則として抜き取らないでください。また,過去の発生場所などを参考に観察してください。

 

テントウムシダマシ.jpg

写真1:テントウムシダマシの成虫(体長6ミリ程)

 

テントウムシダマシ_実の食害.jpg

写真2:テントウムシダマシの食害を受けた果実

 

テントウムシダマシの卵.jpg

写真3:テントウムシダマシの卵

  

テントウムシダマシ若齢幼虫.jpg

写真4:テントウムシダマシの幼虫

 

  

(参考)29年7月分 掲載アドレス

 http://www.pref.tokushima.jp/shien/docs/2017063000067/

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