日照不足と降雨に対する農作物管理について

2017年10月20日

 

徳島県では,10月中旬から曇りや雨の日が続いており,特に,日照時間が少なく,降雨の日が多くなっています。

今後も,前線や湿った空気の影響を受けやすいため,日照時間は少なく,降雨の日が続く見込みです。

農作物の管理については,次の対策を参考にしてください。

 

1 野菜

(1)施設野菜

 施設内の排水に努め,換気を図り,施設内が過湿にならないようにしてください。

 通風,採光を良くし発病した葉茎,果実は,速やかに除去してください。

 草勢を回復させるために追肥を施す。少量多回数を基本とし,一度に多量の施用はしようにしましょう。

 草勢が回復するまでは,強整枝は避け,草勢や着果状態を確認し,整枝や摘葉,摘果を行ってください。

 天候が回復し,急な強光線にさらされると葉焼けを起こしやすいので,換気や温度管理には十分に注意し,必要に応じ,遮光資材を用いてください。

 

(2)露地野菜

 明渠等の排水対策を行い,ほ場内に水が滞留しないようにしましょう。

 降雨等で肥料が流出している場合があるので,天候回復後は,土壌状態が良くなったら,葉面散布や必要に応じて追肥等を行い,草勢の回復を図りましょう。

 病害の発生に留意し,適期の薬剤防除や罹病部位の除去処分等に努めてください。

 

(3)育苗期野菜

 十分に鉢やトレイの間隔をとり,通風の確保と採光に努めてください。

 曇雨天時は,遮光資材を開け,少しでも光が入るように努めてください。

 生育に応じたかん水量とし,軟弱徒長を防ぎましょう。

 天候が回復し,急な強光線にさらされると葉焼けを起こしやすいので,換気や温度管理には十分に注意しましょう。

 

2 果樹

(1)排水

 糖度の確保など品質を維持するために,必要に応じて排水溝や明渠を施し,すみやかに園外への排水行ってください。

 

(2)収穫

 収穫期を迎えている果樹では,適期収穫に努め,品質を確認して出荷を行いましょう。

 

(3)病害虫防除

 病害の発生に留意し,適期の薬剤防除や罹病部位の除去処分等に努める。特にカンキツのかいよう病,褐色腐敗病,カキの炭疽病等の防除に留意してください。

 

(4)樹体管理

 樹勢が弱っている場合は,樹勢に見合った適切な剪定,施肥及び摘果を実施してください。

 

3 花き

(1)施設栽培

 徒長や根痛みを防ぐため,灌水を控えましょう。

 天候が回復し,急な強光線にさらされると葉焼けを起こしやすいので,換気や温度管理には十分に注意し,必要に応じ,遮光資材を用いてください。

 鉢物では,十分な鉢間隔の確保や整枝や剪定等で良好な受光態勢が保てるようにしましょう。

 

(2)露地栽培

 排水路の整備等で排水対策を行うとともに,天候回復後は,葉面散布等必要に応じ,

 追肥等を行い,草勢の回復を図ってください。

 

(3)病害対策

 低温多湿で発生が多くなりやすいので,感染源となる罹病葉や罹病株を早期に処分するとともに,発生状況に応じて薬剤を散布してください。

 

4 畜産

(1)飼料作物

 適期刈り取りを心がけましょう。

 日照不足や刈り遅れによる品質低下の恐れがある場合,飼料分析を行い,適切な給与に努めてください。

 

 

〇問い合わせ

 鳴門藍住農業支援センター

 所在地:板野郡藍住町東中富字朏傍示29

 電話:088-692-2515