エステティックサービスの解約(H22.12)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

エステティックサービスの解約(H22.12)

2011年3月25日

事例

<相談1>

1週間前、フリーペーパーで「先着10名が半額になる」というクーポンを見つけてエステ店に美顔エステを受けに行った。「手入れは若いときから始めたほうがいい」などと熱心に勧められ、1年間のエステのコースと化粧品10万円を現金払いで契約したが、後になって考えると高額なのでやめたい。

(20歳代 女性)

<相談2>

1か月前、職場の先輩に誘わ れてエステサロンの無料体験に行った。体験だけのつもりだったが、とても気持ちがよかったので痩身エステと1年分の化粧品や健康食品、あわせて40万円を クレジット契約した。一度エステを受け、化粧品も少し使ったが、高額な料金に契約したことを後悔している。今からやめることはできないか。

(30歳代、女性)

アドバイス

1か月を超える期間で、5万円を超える金額のエステティックサ―ビスは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたり、規制対象となっており、自分から店に行って契約した場合でも、8日以内であればクーリング・オフ(無条件解約)ができます。

また、クーリング・オフ期間を過ぎても、契約期間内であれば解約手数料を支払うことで中途解約ができます。

さらに、エステのために必要だと言われて勧められた化粧品や健康食品などの「関連商品」についても、未使用であれば返品することができます(ただし、エステを受けるために必ずしも購入する必要がない商品は、返品することができません)。

相談1の場合は、契約から7日目であり、化粧品もまだ受け取っていなかったので、業者にはがきでクーリング・オフの通知をするよう助言しました。

相談2の場合は、クーリ ング・オフ期間を過ぎていますが、相談者が解約を申し出た時点で中途解約ができるので、業者に対してすぐに申し出るよう助言しました。清算については、 サービス提供後だったので、1.提供された役務の対価に相当する額、2.契約の解除により通常生ずる損害の額として政令で定める額(上限2万円)、3.使用済み の関連商品の額を合算した額の料金を支払い、中途解約できました。

「美しくなる」「痩せる」などの謳い文句につられて契約しても、継続して受けてみないと自分に合うかどうか、効果があるかどうかは確認できないのがエステティックサービスです。安易に契約してしまうとクーリング・オフや中途解約の規定があるとしても、トラブルに遭う可能性があります。

長期間に及ぶ高額な契約には特に注意し、支払い能力を十分考えて、慎重に検討することが大切です。