インターネットオークション(H23.6)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

インターネットオークション(H23.6)

2012年3月30日

事例

相談1

 インターネットオークションで普通乗用車を落札。車が届いたが思った以上に車体にキズが多く、高額な修理代がかかりそうなので解約したい。(30代女性)


相談2

 オークションでバイクを落札し、代金を振り込んだがバイクは届かず、出品者と連絡が取れなくなった。(20代男性)


アドバイス

 インターネットオークションに関する相談が後をたちません。特に相談の多い商品が事例のように自動車やバイク、自動車用品に関するものです。
 相談1では、パソコンの画面で車体の状態を見て、キズは承知の上で申し込んだが実際は思った以上の損傷なので返品したいというものです。キズの説明もされていて、一方的な解約はできないので当事者間で話し合うよう伝えました。
相談2では、オークション事業者が保険制度を設けていることもあるので問い合わせてみるように、また詐欺の疑いがある場合には警察に相談するよう助言しました。
 事例の他にも出品者の立場から、取引が成立し納車を済ませたが、落札者が名義変更の手続きをしてくれず、自動車税の請求書が届いたといった相談や、トラブルになった相手からサイト上で誹謗・中傷されているといったケースもありました。
 このような個人間のオークショントラブルを避けるためには、事前に取引相手の信用性を慎重に判断することが大切です。メールや携帯電話だけではなく郵便や固定電話で連絡できる相手かどうか確認しましょう。サイトの評価欄で出品者の過去の取引状況をチェックすることも重要です。また売り手と買い手との間で代金を一時的に預かり、商品の受領確認後に代金の決済を行うエスクローサービスの利用も有効です。
 しかし、ネットオークションを利用する以上、トラブルを完全に予防することは困難です。少しでも不安があれば取引を控えた方が賢明でしょう。
 また最近では、従来の個人間のオークションとは違う仕組みの「ペニーオークション」が問題になっています。「ペニーオークション」ではサイト運営業者自身が出品者となり破格の開始価格で商品を出品します。落札希望者は1回ごとに手数料を支払って入札する仕組みです。落札できない場合は、入札手数料を払うだけになります。
 ネットオークションを利用する際にはその仕組みをよく理解したうえで十分な注意が必要です。