作品を誉められてつい・・・・(H23.7)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

作品を誉められてつい・・・・(H23.7)

2012年3月30日

事例

 

相談

  趣味の俳句を同人誌に投句している。最近その同人誌を読んだと言う業者から「あなたが詠んだ俳句は実に素晴らしい。とても感銘を受けた。是非広くみんなに知ってもらいたいので、新聞に掲載してはどうか」と勧められ、掲載料が要るとは思わず了承してしまった。話を聞くうちに25万円も必要だと分かったが、「先生、先生」と持ち上げられ、断ることが出来なかった。新聞に掲載予定の俳句は亡き夫のことを詠んだものでもあり、思い出になるとは思うが高額だ。数日後電話で断ったが、既に掲載枠を確保しているとして応じてもらえなかった。仕方ないのか。(70歳代 女性)

 

アドバイス

  自分の作品を誉められて、発表する機会を得られることはとてもうれしいことです。その心理を利用し、俳句や短歌の新聞(雑誌)への掲載を電話で勧誘されたというトラブルが増加しており、被害者の多くは高齢者です。
一度申し込むと、次々と契約を勧められたり、別の複数の業者からの勧誘が続くこともあります。次々と電話で勧誘され、どの業者にどんな契約をしたか分からなくなり、総額300万円も支払ったとの相談もありました。本当に掲載されているのか不明な場合もあります。 
 勧誘時のセールストークを鵜呑みにせず、新聞名、契約金額、掲載日など十分確認する必要があります。家族や知人にも相談して、載せるつもりがない場合や相手の説明が不十分な場合はきっぱりと断りましょう。特定商取引法では電話勧誘の場合、契約書を受け取った日から8日間はクーリング・オフ(無条件解約)が出来ます。相談事例の場合は契約書が届いて6日目だったので業者にクーリング・オフの通知を出すよう助言しました。 
 俳句、短歌のほかに書道や絵画、写真などでも同様のトラブルが起きています。創作的な趣味を楽しむ高齢者が狙われています。
 「記念になるから」と軽い気持ちで契約しないよう十分注意しましょう。