クリーニングのトラブル。対策は!(H23.11)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

クリーニングのトラブル。対策は!(H23.11)

2012年3月31日

事例

相談1

 クリーニングに出したセーターを業者が紛失した。弁償して貰えるのか。(50代女性)

 

相談2

 クリーニング店から受け取ったワンピースの仕上がりを確認せずにビニールカバーをかけたまま保管していた。1年ぶりに出してみるとシミが付いている。やり直して欲しい。(50代女性)

 

アドバイス

 クリーニングのトラブルは「紛失」「シミ」「変色」「伸縮」「風合い」「裂け・亀裂」「色落ち」などがあります。これらは「店の不適切な取り扱いが原因」と思いがちですが、「商品自体の品質や消費者自身の扱い方」に問題があることもあり、トラブルの原因は様々で特定することは困難です。このようなトラブルを避けるためには、利用する側にも注意が必要です。
 【トラブル防止のための注意点】
(1)衣類購入時  素材によってトラブルが発生しやすいこともあります。衣類を購入する際は、見た目だけで選ばずに商品のタグに付いているクリーニング絵表示や注意書きを見て、素材の特性を確認しておきましょう。特に合成皮革やストレッチ素材などを使用した衣類は製造後約3年で、湿気や紫外線・汚れ・熱などで劣化し、べたつき、はく離などが起こりやすくなります。
(2)預ける時  シミや汚れなどはお店の人に伝え一緒に確認しましょう。また預かり証を必ず受け取るとともに、ベルトなどの付属品がある場合は預かり証に記入してもらいましょう。
(3)受取り時  預けたものがすべて揃っているか、シミ・汚れの落ち具合、洋服の伸び縮みなどがないか、できるだけその場で確認し、気付いた点があればお店の人に問い合せ説明を受けましょう。
(4)自宅での保管時  ビニールカバーを外し、陰干しをしてから収納・保管をしましょう。カバーのまま収納するとカビや変色・シミの原因になります。
 【トラブル発生時】
 早急にお店に連絡しましょう。クリーニング事故の場合「Sマーク」(全国生活衛生営業指導センター登録店)や「LDマーク」(全国クリーニング生活衛生同業者組合連合会の加盟店)を掲げる店舗では仕上がり品を引き取ってから6カ月、預けてから1年以内であれば「クリーニング事故賠償基準」に基づき賠償額が算定されますが、故人の形見など主観的な価値は賠償額の算定に考慮されません。
 このようにクリーニングトラブルを防止するには、預ける側も衣類購入時から保管まで気をつけることが大切です。