借金の返済に困ったら・・・(H23.12)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

借金の返済に困ったら・・・(H23.12)

2012年3月31日

事例・アドバイス

 長引く景気の低迷により、所得の減少傾向が続いています。これまでは順調に返済が出来ていた人がクレジットや消費者ローンの返済のために家計が成り立たなくなったり、返済が滞ったりすることも考えられます。そのような状況に陥った場合には、早急に債務の整理をして生活を立て直さなければなりません。その方法について書いてみました。

 債務を整理する方法として、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産があります。
 どの方法で整理するかについては、収入や財産の有無、総債務額などの個人的事情などを考慮して、その人に合った方法を選択します。
【任意整理】
 弁護士や司法書士などの法律家が、取引開始時期にさかのぼり利息制限法で利息を再計算した上で、債務者の返済能力に合った返済計画を決め、貸金業者と直接交渉して和解を求める手続きです。合意が出来ればその内容に沿って返済していくことになります。
【特定調停】
 債務者本人が簡易裁判所に貸金業者と話し合いたい旨申し立てをすると、調停委員が間に入って和解交渉を斡旋してくれます。この場合も利息制限法で利息を再計算し、残債務を確定した後、調停委員が双方の言い分を調整して、和解が成立したら合意内容に沿って返済していくことになります。
【個人再生】
 借金の一部を3年間程度で支払うことを条件に、残りの借金を免除してもらう方法です。地方裁判所に個人再生の申し立てをし、返済計画が裁判所において認可され、債務者が計画通りに返済が完了すれば、残りの借金が免除される手続きです。
【自己破産】
 他の三つの整理の方法ではどうしても返済出来ないような場合に、債務者が地方裁判所に申し立てて免責許可決定を受ければ、借金全額の支払いを免れることができます。しかし、その後5~7年はクレジット等の利用ができなくなったり、職業(資格)制限を受けるなど法律上の制約が課せられます。
●徳島県消費者情報センターでは、相談者の借金の状況を聞き取り法律の専門家に繋いでいます。プライバシーは守られます。一人で悩まずに早めに相談しましょう。