テレビショッピングのトラブル(H24.6)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

テレビショッピングのトラブル(H24.6)

2012年11月20日

事例

相談1

タレントが実演しているテレビショッピングの番組を見て、簡単に汚れが落ちるというスチーム掃除機を購入した。商品と一緒に届いた取扱説明書を見ると、注意事項が多く、難しくて使いこなせそうもない。返品したい。(60代女性)

相談2

テレビ番組の放送後30分以内に申し込むと、いろいろな特典が付く、現在、問い合せ殺到中とあおられて、ついダイヤのネックレスを申し込んでしまった。後で落ち着いて考えてみると、やはり必要ないのでキャンセルしたい。(40代女性)

 

アドバイス

 衛星放送やケーブルテレビの普及で、テレビ放送の多チャンネル化が進み、テレビショッピングだけを放送するチャンネルも現れました。消費者が、テレビショッピングを利用する機会が増えるとともに、苦情相談も増加しています。 テレビショッピングは、映像や音声による臨場感あふれた商品紹介など、商品のセールスポイントが、特に強調されて紹介される傾向があります。さらに、中には観客が大げさに驚いたり、感動の声をあげて番組を盛り上げたり、購入者の体験談で購買意欲をあおるような演出も見受けられます。しかし、その半面、商品の短所や契約に関しての重要な事項の説明が短時間に終わってしまい、見落としていたり聞き洩らしたりすることがあります。また、購入前に実物を手に取って見ることができないため、実際に届くと、番組から受けたイメージと違っていたということもあります。 テレビショッピングのトラブルでは、相談のように、商品の返品に関するものが多くなっています。テレビショッピングは、一定の期間内であれば無条件で解除を認める「クーリングオフ制度」は適用されません。商品の返品については、販売会社が決めたルールに従うことになります。「返品できない」と表示があれば、基本的に返品はできません。返品できる場合でも、返品の条件など、詳細については、販売会社の営業方針により異なるので、事前に確認しておくことが大切です。 相談1の場合は、返品の条件が「開封後は返品不可」とあるので、商品は使っていなかったのですが、パッケージを開けてしまっていたので、返品はできませんでした。一方、相談2の場合は、返品の条件が「送料は、お客様の負担で、商品到着後7日間は返品可能」だったので、返品することができました。 テレビショッピングを利用する際は、商品の情報(商品名、価格、サイズ、機能や特性、使用上の制限など)や契約の条件(販売会社の連絡先、納期、支払方法、返品条件など)を把握し、不明な点は申し込み時に必ず尋ね、十分に検討して判断しましょう。