包茎手術(H24.8)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

包茎手術(H24.8)

2012年11月20日

事例

相談

雑誌の広告を見て、以前からひとりで悩んでいた包茎手術について電話で問い合わせた。「一度診察に来るように」と言われ、県外のクリニックに出向いたところ、医師から患部の写真を見せられ、「これはひどい状態だ。早く手術を受けないと大変なことになる。」と言われ、動揺してしまい施術内容や金額についての説明がよく頭に入らないまま契約書に署名してしまった。相談だけのつもりで行ったのに、結局その日の内に手術を受けた。その後、クレジット会社から通知が届き総額150万円もの請求額になっていることが分かったが、支払えない。(20代男性)

アドバイス

 女性からの美容クリニックに関する相談が脂肪吸引や脱毛、しみやしわ取りなど多岐にわたるのに対し、男性からの相談は包茎手術に関するものがほとんどです。安い料金で手術が受けられるとの広告を見て、無料カウンセリングに出かけたところ、通常の手術以外に高額な美容形成術を勧められ、断り切れずに契約してしまったというケースが多いようです。全国の消費生活センターには、若い男性から同様の相談が寄せられ、中には未成年者が契約している事例もあります。 この事例では既に手術が終わっているので、契約時の問題点を指摘して医療機関と減額交渉をすることになります。このような交渉は、難航が予想されます。相談者には、電話での問い合わせから契約、手術に至るまでの経緯をよく思い出して経緯書を作成することと、交渉の手順などについて助言しました。  男性の中には相談者と同じように、家族や友人にも相談できずに悩んでいる人も多いと思います。ホームページや雑誌などで派手に広告している美容クリニックも多数ありますが、症状によっては手術に健康保険が適用される場合もあるので、信頼出来る泌尿器科を受診することも考えてみましょう。 このようなトラブルは家族や友人にも相談しづらいことから、表面に現れるのは氷山の一角だと思われます。色々な消費者トラブルが身近にあることを知り、正しい知識を身につけることが大切です。