通信販売の定期購入トラブル(H26.3)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

通信販売の定期購入トラブル(H26.3)

2014年3月20日

事例

相談1

 通常1万円の基礎化粧品セットが2千円で購入できるという広告を見て、とじ込みはがきで申し込んだ。商品が届いた1か月後に、同じ商品と1万500円の請求書が届いた。2回目は申し込んでいないのに支払わないといけないのか。(60代女性)

相談2

 テレビショッピングで1500円の調味料を注文した。しばらくして同じ商品がまた届いたので、間違いではないかと業者に連絡をすると、1年間の定期購入契約をしたことになっていた。(70代女性)

  

回答

 通信販売の定期購入契約に関する相談が増えています。定期購入契約とは、一回の注文で、同じ商品を定期的に継続して購入するという契約です。▽重いものやかさばるものを自宅まで届けてもらえる▽毎回申し込む手間が省ける▽一回ごとに申し込むよりも安く買える場合がある-などの理由から、水、健康食品、化粧品、食料品などで定期購入の利用が広がっています。特に初回購入価格が格安に設定されていることがよくあり、消費者の目を引いています。

 <相談1>では、県消費者情報センターで広告の内容を確認したところ「定期コースで購入の場合に限り初回は2千円、2回目以降からは定価での購入になる」という販売条件が書かれていました。また相談者は、注文はがきにあった定期購入申し込みの記載を見落として注文していたことが分かりました。

 <相談2>でも、業者に販売条件を確認すると「1年間の定期購入コースだと定価の2割引きで、月額1500円」とのことでした。代金は商品が届いたときに毎回振り込むシステムになっていたため、相談者は定期購入契約とは気付かずに注文していたようです。

 通信販売にはクーリング・オフ制度が適用されません。返品や解約ができるかどうか、またその条件などは販売会社ごとに異なり、会社が定めた「返品特約」に従うことになります。今回の相談は2例とも、広告をよく確認せずに申し込んだために発生したトラブルでした。

  広告を見る際は、事業者が強くアピールしたい大きな表示だけではなく、購入の条件や返品特約などを注意して読みましょう。テレビやラジオショッピングで返品特約などがよく分からない場合は、注文する前に業者に確認しましょう。自動車を購入する場合は、注文書の内容をよく確認し、十分検討した上で契約しましょう。