試供品を申込んだら定期購入に!(H26.7)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

試供品を申込んだら定期購入に!(H26.7)

2014年7月17日

事例

相談

 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に掲載された広告を見て、ダイエットサプリメントの試供品が300円の送料だけでもらえると思い、クレジットカード情報を入力して申し込んだ。ところが後日、カード会社から届いた明細書を見ると、送料300円のほかに定期購入の初回分代金1万2千円が請求されていた。販売店に苦情を言おうと電話をかけたら、海外につながり日本語が通じない。まだ定期購入の商品は届いていないので断りたい。(30代女性)

  

回答

 SNSは登録された利用者同士が交流できるインターネットの会員制サービスのことです。公開範囲を制限できる日記やメッセージ送信機能のほか、友人や同じ趣味を持つ人同士でコミュニティを作り、写真や行事予定等の情報を共有することもできます。

  相談者は、利用しているSNSの画面で日本語の広告を見て申し込んだようですが、販売店はヨーロッパの会社でした。インターネットの世界に国境はなく、サイトが日本語で表示されていても日本国内の会社とは限りません。SNSでは知り合い同士の空間であるという安心感から警戒心が緩みがちですが、通常のネット通販と同じように注意が必要です。 

  ほかにも、「販売店に電話をかけたが録音メッセージが流れるだけで一方的に切られてしまい、話ができない」「メールで苦情を伝えたが反応がない」「返信メールが文字化けして読めない」「販売店の住所や電話番号などの記載がない」などの理由で販売店と連絡がとれず、解約の意思を伝えることが困難なケースもあります。

  この事例では、早急にカード会社に連絡するように言うとともに、定期購入を申し込んだつもりはなく、請求は納得できないと主張して対応を依頼することを助言しました。販売店に対して、電話やメール、ファクスなどあらゆる手段を使って繰り返し連絡を試みて、定期購入はしないし商品が届いても受け取らないという意思を伝えるようアドバイスしました。

  スマートフォンが普及し、手軽にネットショッピングが楽しめるようになっていますが、同時にトラブルも多発しています。

  ネットショッピングを利用する際には、商品を申し込む前に販売店の評判を確かめるとともに、購入条件や利用規約をしっかり確認しましょう。表示されている画面を保存したり印刷したりしておくと、トラブルになったときに役立つ場合もあります。また少しでも不審に思うことがあれば、申込みを控えた方がよいでしょう。