急増!スマートフォンのワンクリック請求(H26.12)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

急増!スマートフォンのワンクリック請求(H26.12)

2014年12月19日

事例

相談1

 スマートフォンで無料アダルト動画を見ようと画面をタップしたら、「登録完了。登録料9万8千円を支払うように」という請求画面になった。「誤作動で登録になった方はこちらへ」と書かれた番号に電話したが、「登録料を払わない限り退会は認められない」と強い調子で言われた。(40歳代男性)

相談2

 アダルトサイトで「18歳以上ですか」という質問に「はい」をタップした途端、登録料9万9800円の請求画面になった。対処法を検索しているうちに、ワンクリック請求の無料相談窓口を見つけ問い合わせてみたところ、請求を止めるための事前調査料として5万円必要だと言われた。(30歳代女性)

  

回答

 以前からアダルトサイトのワンクリック請求に関する相談は多数ありましたが、最近はスマートフォンでサイトにアクセスしたという相談が急増しています。パソコンに比べてスマートフォンの画面は小さいため、画面の端にあった動画サイトの広告につい触れてしまい、登録されてしまったという相談もあります。
 契約内容に合意のないワンクリック請求であれば、契約が成立しているとは言えず、登録料を支払う必要はありません。また、この段階ではこちらの個人情報は相手には伝わっていないので、あわてる必要はありません。
 ところが、連絡先の電話番号や自動的にメールを送信するボタンが画面上の目立つ場所にあるため、<事例1>のように業者に連絡をしてしまうケースが後を絶ちません。連絡をすることで電話番号やメールアドレスが相手に知られ、聞かれるままに住所や氏名などの個人情報を伝えてしまうことにもなりかねません。悪質業者はこうして得た個人情報を利用して請求を繰り返しますので、絶対に自分から連絡しないようにしましょう。
  支払ってしまえば済むと思ってお金を振り込む人もいますが、数か月後にまた何十万円も請求されるという二次被害の相談も寄せられています。とにかく「連絡しない」「支払わない」ことが、ワンクリック請求に対する最善の対処法です。
 <事例2>のように無料相談と広告して料金を請求する調査会社や探偵事務所などに対する苦情も増えています。一度流出した個人情報を完全に削除することは困難であり、このような業者に依頼することで請求が止まるとは考えられません。ネット広告をうのみにせず、慎重に判断しましょう。