突然の訪問販売屋根工事のトラブル解決は(H28.1)

実際に県消費者情報センターに寄せられた相談をご紹介します。

突然の訪問販売屋根工事のトラブル解決は(H28.1)

2016年2月29日

事例

相談

 「近所で工事をしているので、ついでに無料で屋根を点検してあげる」と業者が訪問して来た。点検してもらうと、「瓦がずれていて、このままだと雨漏りして大変だ。すぐに補修した方がいい」と言われた。ちょっと考えたいと言ったが、「今なら特別に安くする」と急がされ、その日のうちに契約した。3日後には工事が始まったが、近くに住む息子が気づき、高額だと反対された。契約をやめることはできないか。(80歳代女性)

  

回答

  クーリング・オフ期間なら契約解除可能

 突然訪問してきた業者と工事の契約をした場合、「特定商取引法」の訪問販売に該当し、契約書を受け取った日から8日以内であれば、特別な理由がなくても、クーリング・オフ(契約の無条件解除)をすることができます。また、相談事例のように、すでに工事にかかっていたり、工事が完了していたりしても、クーリング・オフ期間内であれば契約を解除することができます。クーリング・オフすると、支払った代金が返金されるほか、着工している場合は元の状態に戻すよう請求することもできます。相談事例では、契約後8日目に通知を出し、無条件で契約を解除することができました。

 住宅の屋根などはあまり見る機会がありません。突然訪問してきた業者に、「瓦がずれている」「浮いている」などと、住宅の損傷について不安なことを言われても、その説明が事実でないこともあります。本当にその工事を行う必要があるかどうか、家族や周囲の人に相談し、決してその場で契約しないようにしましょう。工事を頼む際には、複数の業者から見積もりを取ることも大切です。

 また、「自然災害で壊れた箇所はないか。火災保険で修理ができる」などと、自然災害が火災保険の補償対象になる場合があることを利用した勧誘で、必要のない修理までさせられたり、契約したが保険金が下りなかったりする等のトラブルもあります。特に、大雨、台風、地震など、自然災害が起きた後は、住宅修理や便乗商法などの様々な相談が寄せられます。注意しましょう。